「ゲームのために回線を変えたいけど、どれくらいの速度があればいいの?」——これ、実は多くの人が見るべき数字を間違えています。ゲームで本当に効くのは、CMでよく聞く「最大◯Gbps」のような速度(Mbps)ではなく、Ping(応答速度・ms)のほうなんです。

速度(Mbps)とPing(ms)の違い

  • 速度(Mbps):一度にどれだけ大量のデータを運べるか。ゲームのダウンロードや動画視聴で効く
  • Ping(ms):データが往復するのにかかる時間。小さいほど反応が速い。操作の「ラグ」に直結する
  • ジッター:Pingのブレ。安定しないと、たまにカクッと遅延が発生する

ゲームで送受信するデータ自体は意外と小さく、数十Mbpsもあれば足ります。だから「速度は十分なのにラグい」が起きる。原因はたいていPingの高さ(応答の遅さ)と安定性です。

ジャンル別・必要な速度とPingの目安

ジャンル下り速度の目安Pingの目安重視すべき点
FPS・TPS(撃ち合い系)30Mbps〜15ms以下Pingの低さと安定性が最重要
格闘ゲーム30Mbps〜15ms以下1フレームを争うためPing最優先
バトロワ・MOBA30Mbps〜20ms以下Pingと安定性
MMO・RPG30Mbps〜50ms以下安定性。Pingはやや緩くてOK
大型ゲームのDL100Mbps〜ここだけは速度が効く
※あくまで快適に遊ぶための目安。下り速度は同時利用がなければ十分な水準です。
まず押さえる数字
迷ったら「下り30Mbps以上・Ping15ms以下・できれば有線接続」。この3つを満たせば、ほとんどのオンラインゲームは快適に遊べます。

自分の回線速度・Pingの測り方

今の回線がどれくらいか分からない場合は、スピードテストで「下り速度」「上り速度」「Ping」を計測してみましょう。プレイ中によくラグる時間帯(夜20〜23時など)に測ると、実際の体感に近い数字が出ます。

ブラウザで今すぐ回線速度とPingを計測してみる速度を測る・比較する

回線によってPingに差が出る理由

同じ「光回線」でも、Pingと安定性には明確な差があります。大きいのは次の2点です。

  • 独自回線か、光コラボ(NTT網)か:自社網を持つ回線は、混雑する共用区間を避けやすくPingが安定しやすい
  • IPv6(IPoE)に対応しているか:従来方式の混雑ポイントを回避し、夜間の遅延が出にくい
編集部メモ
私が試した範囲だと、独自回線系はやはり夜のブレが少なかったです。とくにPingを最優先するなら、NURO光やコミュファ光(東海)、auひかりあたりの独自回線系が体感で分かりやすく違いました。

目安を満たすゲーム向き回線

低Ping・高安定を狙うなら、実測速度とPingの数字が出ている独自回線系が有力候補です。エリアや住居によって最適解は変わるので、Ping実測値ベースで比較して選びましょう。

実測速度・Ping順でゲーム向き回線を比較するゲーミング比較を見る